踊りの中に自然と造形の美しさ

今日は振替えていたバレエクラスを横浜 関内馬車道スタジオにておこないました。

 

みなさん、本当に、毎回、向上 進化、されています。

身体の使い方も、そこからのテクニックや上体を使っての表現など様々に。

 

そして、自分に真摯に向かって踊りにする、というそのお一人おひとりの中にあること、には嘘がなく、それがまず美しいと感じます。

 

でも、表現するならそこで時空を共にしている人すべてに伝わりたい…。となると、時間をかけて少しずつ丁寧に磨くことが必要ですね。

 

私には、いつもそのみなさんの内面が伝わっています。

いつも、魂、というか、心というか、そのお一人おひとりの内面すべてを感じているし(分かっている、のとは違います)、ちょっとの変化、進展も感じるし、その努力も、その結果も、すべて素晴らしいと思っています。

 

でも初めに戻って…表現するなら、私にだけ分かる、のでは足りないのですね。

 

それに、皆さん自身、私がいくら良い!と言っても、やっぱりご自身で、求めるところがあるのだと思います。

私はそのお手伝いをさせていただいている、という感覚です(その割には追求が厳しい…?でしょうか。笑)。

 

その人それぞれの求めるところ、は結局その人の根源的なところであり、その自然のオリジナリティーこそが(それが表現されることが)魅力的です(もちろん、バレエの場合、バレエのメソッドの中で、ということになりますが)。

 

 

で、ということになると、その道は簡単ではなく、自由でもあり、追求は限りなく、わくわくする!ものだと思います。

 

 

ところで、その、人の根源的なオリジナリティーの更なる元は、自然であって…。

 

明日は関東に雪の予報が出ていて、クラス前後にその話になりました。

 

私は雪が大好きです。もちろん寒いことや、交通手段に難が出ることは心地良くはありません。

でも、それはそれとして、白い雪が降り始める様々な様子も、降り積もった雪景色も、なんと美しいのだ…(という言葉では表せないのだけれど、言葉にするならそういうことです)と思います。

と、言ったら、ほぼ共感も同意もしてもらえず、そんなに感覚も考えも違うのだなぁと改めて思いました。淋しくもありました。しくしく。

 

 

多様な美しさ(根源的な自然の美しさと、そこから発展する造形美など)を様々に共有できたら嬉しいです。

それは、命の肯定で、希望につながることだから。

という思いもあって、バレエの他、コンテンポラリーダンス(ジャンル分けするならば)のクラスをおこなったり、ジャンルにも境界のないような作品をつくっています。

 

 

私の、みなさんに伝えるという追求の道もまだまだまだまだ続く…。

 

日々精進!

 

 

 

 

岩沢彩