出来る出来ないというだけではなく楽しいこと

昨日は古典作品特別クラスとして、‘パリの炎’よりヴァリエーションのレッスンを行いました。

まずはどのようなパが入っていて、どのようにつながるのか、全体の流れや、上体の付け方とそのニュアンスなど、大きく把握していただくために、バレエシューズで稽古を行いました。

約1時間でしたが、みなさんたっぷりと良い汗をかきながら(私もです…!)集中してレッスンしました。

 

 

このパリの炎は、フランス革命の前後にあった凄まじい動乱と、それを起こした、または巻き込まれた人々の悲しみと、それと同時に自由を得た人々の喜びなどが、様々な立場の人物像によって描かれている作品です。

 

そしてこのヴァリエーションは、フランス革命後のある女の子の喜びの踊りです。

 

拍子が突然変わったり、茶目っ気のある元気で楽しく希望を感じるような音楽なので、このヴァリエーションだけを切り取って踊る場合には特に、元気に楽しい気持ちで踊れると思います。

もちろん、上手く踊れないなぁと思う箇所などがあると気持ちよくは踊れないと思うので、また少しずつ少しずつ稽古を重ねて、気持ちよく楽しく踊れるようにレッスンしていきましょう(^_^)

自分の課題を一つ一つ明確にして、目標に近づけていくのも良いと思います。とにかく完璧を目指す!とか、逆に、全部だめだと諦めるのではなく…!

完璧、も全部だめ、もありません。

際限なく追究できることはあるし、また、頭ではもう分かっている、と思っていても、身体は毎日変わります。

社会やそれがある地球や宇宙の状態は毎日変わり、人はそれに影響を受けます(また与えているのだと感じます)。

だから、レッスンする時には、毎回耳を澄まして自分の身体や精神の状態を、ただ、感じる必要があります。

毎回、一番ベストな身体の状態にするには、その時によって微妙に筋肉や関節の使い方を変える必要があります。変えると言ってもその差は0.0000何ミリか、だと思います…。

 

自分の限界をここまでと決めることや、これさえしておけばOK、と感じることと考えることをやめてしまうことなく、その瞬間瞬間、自分の中で生きて動いていることを大事にレッスンしたいですね。

その積み重ねが、新しい自分の、希望ある可能性を広げるのだと思います。

 

それはそのまま生きることそのものにもつながります。

 

 

明日は池袋チャコットでバレエクラスを行います。

 

お時間ありましたらいらしてください。

 

お待ちしています!☆

 

 

岩沢彩