立春を過ぎて、雪

横浜の海。シーバスという遊覧を兼ねた船からの景色です。
横浜の海。シーバスという遊覧を兼ねた船からの景色です。

昨年秋に開講し、約1年4ヶ月過ぎた水曜日朝の入門基礎バレエクラス。

このクラスでバレエのレッスンを始められ2年目を迎えられる方が何人かいらっしゃいます。

嬉しいです。ぜひ続けていただきたいです☆


 

レッスンを(レッスン以外でもなんでも…人生自体も)、続ければ続けるほど、自分自身がより見えて来るからこその、がっかり、も、喜び、も増えますね。

 

でも、がっかり、こそ、次に進むための、糧、だと思います。

それを乗り越えて練習すれば、もっと楽しい!が待っていますね。

それに、自分の心や魂やそのもっと奥にまたは先にあるものなどを見つめつつ向き合いつつ、そこからの身体の動きとそこから派生したり影響したりするものも見つめつつ向き合いつつ、鍛錬し、日々精進する、ってそれ自体が楽しい!と私は思います。

 

そして、そこには、こうであらねばならない、ということは一つもないと思うのです。

 

もちろん例えばクラシックバレエにはメソッドというものがあり、決まりというものがあるのだけれど、バレエのレッスンをする、踊る、というのは、その型、様式をどこまで自分のものとして咀嚼し、自分の向かいたいイメージに近づいていけるか、というチャレンジでもあり…。

また、レッスンを通して、ここが自分の意識や感覚と身体が一致していないんだな、という発見をしながら、いかにしたら、自分の中にある心とか気持ちとか魂みたいな本当のところと感じるものを、その一番近くにある自分の身体という目に見えるものに伝えられるのか、ということを追究し、知る、ということは、生きている、という実感につながり、それは大きな大きな喜びだと思うのです。

(それと、そういう理屈の前に、踊る、というのはシンプルに楽しいことですよね。)


身体も、例えば言葉も、出来るかぎり、自分の中にある本当のところを表現するものとして使いたいです。

でないと、人と真に楽しむことはできないなぁと感じるから。

(その為には、自分にとっての当たり前、は自分にとってだけなのだ、ということを常に頭の中に置いておく必要がありますね。簡単そうで、簡単ではないことですが…。)

そして諦めずに、鍛錬、精進…だけど!それを選んでいるのは自分なのだから、評価のためではなく、勇気と覚悟を持って100%楽しみたいです。

 

ちょっと前に、レッスンの帰りに受講者の方にも話したのですが、結果から求めることほど、結果に結びつかないことはないと言えるのでは…と思うのです。

目標は大事ですが…。

 

 


ところで、話は変わりますが、昨日横浜の方では雪はほぼ降りませんでした。

昨日の昼間に一瞬雪に変わってわーいと思ったらすぐに雨に変わってしまいました。

 

周りの大人の方達は、雪で喜ぶ私に呆れたり冷ややかです。

寂しいなぁ。あんなにわくわくするのに!

みなさん大人ぶっているだけなのでは…?と疑いたくなってしまうくらいに(もちろんそんなことはないのでしょう!笑)雪が好きです。

これからも、周りの人になんと言われようと雪に喜びます(なんの宣言なのでしょうか)。

でも…もちろん、交通やその他様々に生活に支障があるのは困りますし、寒いのはかなり苦手なので、雪国で暮らしている方達はすごいなぁといつも思います。

 

 

あらゆる場所で、世界中で、あらゆることが動き続けています。

 

これを書いている私の膝では猫がすやすや眠っています。

 

 

立春も過ぎ、日本の季節も止まらずに、動き続けていますね。

 

 


 

岩沢彩