「きおくのかんしょく」

リハーサルに向かう途中に見た鳥と水。自然の美しさ…人も、元々持っていて。
リハーサルに向かう途中に見た鳥と水。自然の美しさ…人も、元々持っていて。


昨日は美和クラシックバレエでのジュニアコンテンポラリーダンスクラス。

来週本番の発表会前の最後のクラスでした。

 

低学年の小学生から中学生まで、みんなそれぞれに懸命に自分に向き合い、稽古してきました。

 

今度みんなが踊るのは「きおくのかんしょく」という以前つくり踊らせていただいた作品の再演です。現在、生徒のみなさんが踊る作品として、少し振付や構成、音楽も変えてあります。

衣装も、一人ひとりに合うように少し手を加えて…。


きおく(記憶)は形にならない触れられないもの、かんしょく(感触)は実際に存在し、目に見えるものを触って感じること。

一般的には、記憶の感触、という言葉は成り立たないですね。

 

でも、それを具現化できるのが踊りです。

目に見えないこと、形にならないことを表現できるのが踊りで…。


常に瞬間を大事に、今生きていることを大事にしながら、経験を積み、そこで感じたこと感じ続けていること、考えてきたこと今考えること、そこからまた積み重ねて来た稽古や、日々の中の様々なこと…を全て楽しんで、踊りにして、自分自身を、また一緒に過ごして来た仲間と踊ることを、それをまた観ている人に伝えるというコミュニケートを、人生を、全て!楽しんでほしいな、と思います。

今までにあった、またあり続ける、嬉しいこと、辛いこと、新しくてどきどきすること、何度も何度も稽古してやっとできるようになった喜び、音楽や人やこの世界との目には見えない素晴らしい共鳴などなどなど…全てを込めて、全てをかけて、輝いてほしいです。

 

昨日の最後の稽古では、私にはみんなの中にあることが伝わってきました。

私にとっても言葉にできない幸せな瞬間。


でも、まだ、本番までも、自習する時間の中でやれることはもちろん無限にありますね。

観てくださる方に届くように…!


 

今日は、ORIGIRING初中級クラス。

みなさん、ポアントワークも少しずつ向上し、私も本当に嬉しいです。

 

 

純粋に自分を磨くその行動も、磨かれたものも、美しいですね。

そこには年齢や、こうあるべきというしがらみも関係なく、あるのは自由です。

諦めてストップするのも、求め続ければ生きる限りどこまでもどこにでもいける自分次第、という自由…。

 

すてきですね。

 

 

明日は、ORIGIRING公演のリハーサル。

 

 

みなさんからもらった、またもらい続けるかけがえのない希望を、また、私も、具現化したい、と思います。

 

 

 

 

岩沢彩

 

 

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