くろしろちゃん

昨日は朝のORIGIRINGバレエクラスを行いました。

レッスンを始めてからもうすぐ丸3年、という方が段々と増えてきていらっしゃるので、その方達が金曜日の初中級クラスにも、今後少しずつ参加していただけるように…ということで、跳ぶパ、回るパ、などほんの少しずつ増やしたり組み合わせを多くしたりしています。

 

それでも、良い意味で、余裕を持ってレッスンに取り組んでいただけるようになっていて、みなさん本当にすばらしいです(初めの頃は、ほんのほんのちょっとでも順番を複雑にすると、スタジオ中が困惑の渦の中、という感じだったのです)。

感動します。嬉しいです。

 

 

そのクラスの後、時間があったので、横浜の、スタジオから近くの公園を散策しながら帰りました。

沢山の生き物と出会い、この写真のくろしろちゃん(勝手に命名…)とも出会いました。

 

初めはちょっと警戒している様子で、木の影に隠れていたのですが、「くろしろちゃん、何してるの?」と話しかけながら、怖くないよー、一緒にいたいだけだよーという気持ちでそーっと近づくと、「ニャー(お散歩してるの。食べるものもあれば良いなと思ってるの。)」と言いながら(←と言ってるように感じた)、少しずつ近づいてくれて、最後には、このように私の前にうずくまって額をなでなでさせてくれました。

私「良い子だねー、いつもここにいるの?今食べるものなんにも持ってないんだぁ、ごめんねー。くろしろちゃんかわいいね〜」

くろしろちゃん「ニャー」

と普通に?話しながら、しばらく一緒にいると、いつのまにか、後ろに女の方がいました(そういうことよくあります)。

その方は、私に隠れるようにそーーっとしゃがんでしばらく一緒にいて、くろしろちゃんの写真をぱちりと撮ってくろしろちゃんを驚かさないように静かに去っていきました。

その優しさ、私もじんわりと深く嬉しくなります。

次は、落ち葉を踏みながら、がっさと音を立て、男の方が歩いてやってきました。

「おとなしいね、えさやってんの?」と聞きながら私たちにちょっと近づいた途端に、くろしろちゃんはたたっと逃げました。

「やっぱり逃げた」と言いながらその方は去っていきました。

「たべものは持っていなかったからあげていないし、ごはんをあげたからとかもらっているからという関係で私たちは一緒に過ごしているのではないのです(その関係が悪いというのではないです。…というかその、モノコトを介した関係の元や中にあるのは心や魂や命そのものであって、目に見える表面はそれが表されたものの一部で…)。もっとシンプルに、一緒にいることを心からほかほかと感じて楽しんで、この一期一会の出会いを楽しんでいるんです。」と説明したかったのだけど、その間もなく、その方は行ってしまいました。

警戒してまた木の影に避難していたくろしろちゃんに、「大丈夫だよーおいで」というとまた来てくれました。

でも、段々人が多くなって来て、人通りの邪魔になって来たので、「そろそろ行くね、またね、元気でね。」と言うと、「うん」という感じで、私の顔を見てから立ち上がると、ぐぐーっと伸びをして、ゆっくり歩いてまた違う場所へと向かって行きました。

 

 

そんな色々な嬉しさや温かさや考察の元などを、様々な人や自然全体から、昨日も感じて感謝することたくさんです。

 

 

くろしろちゃん、また会えるか分からないけれど、元気で生きていってほしいなぁ。

私も頑張るよー。

 

 

 

 

 

 

 

 

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