北の風は

 

今週初めの日曜日、チャコットにてバレエクラスを2クラスおこなわせていただきました後に、そのまま、東京から北海道新幹線に乗り込み函館へ!

母との北海道旅行でした。小学4年生くらいの時に、やはり二人で行ってから以来になります。

陸から海を渡りたかったのと、函館に着きたい、ということで、新幹線で。

遅めの昼ごはんを車内で食べ、たくさんの様々な話をしている間にもう到着!

新幹線はとても早かったけど、出発自体が遅かったので、ホテルに着いたのは夜8時半頃。

その日は、近くのお店で、ものすごく香ばしい麦の香りで飲んだことのない風味!でとても美味しかった地ビールと軽いおつまみを食べました。

野菜も肉も、とにかく新鮮で、滋味豊かで勢いがあり、美味しかったです。

まず、北海道の雄大な地、がそのように育てるんだなぁとしみじみ改めて自然の力を感じました。

 

 

…函館は港町。

古きもの新しきもの、人も人が作ったものも、様々に流動し、混じり合い、それが活気となり、またさらに動き続ける町。

ORIGIRINGのクラスを行っていて、私が今住む横浜もそういう場所。

 

境界なく、よいものはよい!という一人一人の美的感覚や美的観点、人生経験からなる美学や普遍的に人間の内にある哲学から、柔軟に、また力強く変化を遂げながら生き続ける町…。

 

そういう全てが好きです。

街も、踊りも…。

 

人の中にあるものが本気、となり、ものごととなり、それが混じり合うことで、またその本気がさらに磨かれることが、とても美しいといつも感じます。

 

*画像は新幹線の中からの風景。

 

 

 函館の港。

 

空の空気が汚れていない感じで突き抜けて広く感じ、きれい!でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、札幌に向かう途中で大沼公園という広い公園へ。

その公園は、その昔なくなりかけたんだけど、周りの方達の強い想いと運動により、大切に残されたそうです。

残したいという想いに深く共感する、とても!すてきな公園。

大沼と言ってもそこは大きな湖で、遊覧船で一周。

 

この写真のような小さな島がたくさん!点在していました。

 

全体的にその美しく大きな自然を見ていると、その様に全身を浸したような感覚で、呼吸も深くゆったりと…。

 

 

一転、都市である札幌へ。

 

函館とはまた違った、あらゆる現在進行形の競争から生まれ続けるエネルギーが限りがないかのようにひしめいているように感じ、それはそれでやはり興味深く、そこにしかない大きな魅力があります。

 

 

*写真は戻って、函館駅前にて。

 

夜の札幌の時計台。

 

小学校の頃から、…もっと前から…札幌の町で時を刻み続けているのだと思うと、過去と現在がつながっているのがはっきり目に見えているような不思議な気持ち。

帰りは、次の日もクラスがあるので(今日ですね)、飛行機で。

(今日もレッスンをみなさんとじっくりと思い切り!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…作品というものを作り始めてから、止まらずに、走るように取り組んできて。

 

それは、自分のためで、人のためで、常にその両方で、常にその両方でもなく、業でもあり、意志でもあり、本能であり、感情であり、ただ生き物であり、個であり、社会に属しているものであり…。

 

様々な視点で、そういう風にひとつずつの言葉にすると、それは呆気なさすぎて、また適当でもない気がして、簡単には言葉にできず、そんなすべても作品にしたくて。

 

 

やっぱり人が大事で。

 

 

そうやって日々様々に感じ考えて行動し続けていると、いつも原点に戻り、やっぱりそのすべてがすてきだと思い、人やすべてに感謝するんです。

 

で、今、ほんの少しの創作の活動の間があり、その間に何かちょっと自分に風穴を開けたいなぁと思っていたところに母に旅行に誘われて、行く!とふたつ返事でした。

 

 

たくさんのことを受けました。

ここに書いたことの何百倍も。

 

本当に貴重な体験をさせてもらった。

感謝ばかりです。 

 

 

そして、それは、しっかり通った風も一緒に、自分の中で混ぜて深めて、またみなさまにお送りしようと思っています。

 

 

詳細決まってきましたら、またお知らせいたします★

 

 

 

岩沢彩