昨年1月に自主企画公演「めぐる」を創って踊りました。
4年程前から、作品を創って踊る、ということを始め、自分について、人について、その他あらゆることについてとその関係性について、感じ考えることをより深く求めるようになりました。というか、その欲求は産まれた時から変わらないけれど、それをより多く細かく自分の中から取り出して検証することが必要になりました。
それは踊ったり作品を創って人に観て喜んでいただく(…というと押しつけがましいけど何かを感じてもらいたい)ということと、自分が自分らしく生きるために、ということの両方につながり、その二つはしっかりとリンクし合っています。
自分らしく生きるとは…私の場合ですが…、自分のためにやることが人のためにつながり、人のためにやることが自分のためになっているということです(でもやっぱり人のため、というと押しつけがましい)。
で、意識も行動もどちらかだけになってくると、ものすごく苦しくなって呼吸もしづらくなります。呼吸もしづらい、というのは、生きることに拒否反応が出ているような状態です。
何においてもバランスは大事だと実感します。
でも、この地球では常にいろんな事が起きます。
2011年3月11日に大地震が起きました。
自分が今迄積み重ねてきたことは、例えば被災地ですぐに役立つようなことではありません。
例えられない無力さを感じました。
それでもやっぱり自分に出来ることをするだけだと信じ、一緒に踊ってくださる出演者の方や労を惜しまず協力してくださるスタッフの方と、2012年1月に「めぐる」を創りました。
どんな感じなのか、興味を持っていただけたらと思い「めぐる」を短く編集した動画をアップしました。
動画の最後の方に出てくる画像の言葉は、公演当日配ったパンフレットに載せた言葉です。
その時からもうすぐ二年経ち、ORIGIRINGを立ち上げてから初の公演となる「応答惑星」(2014年1月18日(土)川崎市アートセンター アルテリオ小劇場)はそこからも続いています。
この宇宙の何もかもが続いているように感じます。
ただ、出来るかぎり、自分のままで生きたい、と思います。
岩沢彩