年が明けましたね!★
みなさんどのようにお過ごしでしょうか。
新しい年をまた迎えられたんだなぁと思うと本当に感慨深いです。
先日、美和クラシックバレエでの発表会にて、コンテンポラーダンス ジュニアクラスの生徒のみなさんが、舞台で、私がつくらせていただいた「花」という作品を踊りました。
(「花」は美和クラシックバレエを主宰される太田美和さんと以前踊り、その時にも、ものすごくじっくりとリハーサルを重ね、それぞれに悩み、でも諦めず、自分と向き合い稽古を重ね、本番に向かった思い出深い作品です。……思い出深くない作品はありませんが…。)
先日の本番で、生徒のみなさんの踊りを客席で観ていて、心を動かされ涙がじわっと出ました。
踊りが終わった後、楽屋の方へ行ったら、太田美和さんも「‘花’のみんなの踊りを観てたら感動して涙が出て来た…」と言いながらまた涙ぐむので、「私も…」とまた二人でうるうる…
そこに生徒のお母様がいらして、「踊りを観てたら感動して涙が…」と…
とてもとても嬉しいです。
生徒のみなさんは、本当に本当にとても頑張りました。
私はある種のことに年齢は関係ないと思っているので、子供達にとって追究する内容は時に厳しいものだと思います。
それでもみんなそれぞれに悩んで考えて、一生懸命稽古に向かっていたと思います。
また、稽古中ずっと言ってきたことの一つに、「いつもみんなは、一人で踊っていてもみんなで踊っていて、みんなでつくっているのだということを感じ合って踊ってほしい、それを、お客様に伝えてほしい」ということがありました。
本番前の舞台の稽古の時にももう一度それを言いました。
本番直前、みんなにもう一言声をかけようかどうしようか、と思いながら舞台の袖に行ったら、みんなで円陣を組み手を重ね、笑顔で「行くぞー、おー!」と。
それを見た私は笑いながら、言葉をかける必要はないな、伝わっているんだな、と嬉しくなり客席に向かいました。
そして、みんなは観ている人に感動を与える、それぞれに、生き生きとした踊りを踊りました。
その伝わり合いと、そこにかけてきたそれぞれの全ての一瞬一瞬とその積み重ねと、その結果の一瞬は、なんて素晴らしく、温かく、美しいのでしょうか…。
その日は嬉しくて気が昂り、なかなか眠れませんでした。
先月28日に行ったORIGIRINGコンテンポラリーダンスクラスでは、初めて参加された方も楽しかったと仰ってくださり、とても嬉しいです。
今年もますます、ご自身を解放し、踊りを広げ、多様な美しさを追究する楽しさも感じていただければと思っています。
またチャコットバレエクラスでも、毎回、みなさん向上されています。
段々長いおつきあいの方も増え、また新しい出会いもあり、嬉しいです。
今年も引き続いて、一緒に稽古を重ねて行きたいですね。
今月17日には、ORIGIRINGの2回目となる公演「FOR」を行います。
こうして公演に、クラスに、踊りに向かえること、今生きていること、は私には全て奇跡みたいに感じます。
災害や戦争で命を落とすことなく、また、石や風ではなく人として存在している今、生きている間に自分のすべての力を余さず出したい、人が幸せだと嬉しいという気持ちを実際の形に自分なりに変えて人に届けたい、という想いを大事にしたいと思います。
そうして道なき道を、感じ思うまま進もうと生きていると、困難もたくさんあります。
それでも、自分を信じて続けていると、人が一緒に楽しんでくれたり、協力してくれたれり、時に感動してくれたり、感動を与えてくれたりします。
そのことで深く深く感謝の気持ちを抱きます。
また前に進む力を与えてくれます。
2015年もそうして一歩一歩感謝しながら進んで行きたいと思います。
みなさまにとって、心からの楽しさを、温かさを感じる1年になりますように…
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
岩沢彩