先日行われた公演、ソワレ•ブリアントの舞台が終了致しました。
お忙しい中劇場に足を運んでくださったみなさまと、舞台に関わった全ての方に心より深くお礼を申し上げます。
作品を観てくださった方から、はっきり理由は分からないけれど涙が出て来て…という感想を多く頂きました…。
作品について、自分が何を表し、伝えたいのか、ということを言葉にするなら本一冊分くらいになります……が、その言葉、はすべて後付けで…。
ただただ懸命に生きて、ただただ感じている、言葉には表せないことが常に先で。
でも、ほんの少し、今回の「ZAI」という作品を創った経緯について、語らせていただくなら…
生と死について、特にこの数年ずっと考えていて。
生きることは即ち死に向かっていて。
懸命に生きることが死に近づくこともあって。
私はできるかぎり懸命に(文字通り命を懸けて)生きたくて…。理屈ではなく。
過去から現在、そして未来へと続くこの世界。
自分が死んだ後にも子供達とそのまた子供達…が生きて行く世界。
進化や発展は退化や衰退でもある世界。
今自分に出来ることは…。
など…
そんな風に改めて感じていたことと共に作品に向かいました。
今回みなさまからいただいた、大事なたくさんのことは、深い感謝の気持ちと共に次につなげて続けて行こうと思っています。
本当にどうもありがとうございました。
岩沢彩