シェフのフレンチトースト

家は言わば夫婦で仕事をしている共働きなので、家事を分担しています。

ご飯をつくる、は、どちらかと言えばその時間に家にいることが多い私が、多くの場合つくります。

が、たまに夫もつくってくれます。

 

先日夫が出張先で泊まったホテルで、朝ご飯がビュッフェスタイルだったのだけれど、フレンチトーストはシェフがその場で焼いてくれて、それがすごく!美味しかったのだ、と。

いいなぁ〜!と言ったら、美味しいフレンチトーストの作り方を調べて、つくってくれました。

 

とても美味しかった!です。

が、彼は、「もっと美味しかった…(シェフのは)、んーー」と納得いかない様子。

 

いやいや私はすごーくすごーく美味しかったし、嬉しかった、とそれを伝えたら、それなら良かった、と言ってたけど、顔が納得していず。自分に厳しい…。

でもすごくすごく分かります。

料理でも、なんでも、人に何かを表現して伝えるなら、自分も相手も納得して大満足するものにしたいんです(それは簡単なことではないし、一朝一夕でできるようなことではないです)。

私にとっては…その最も大事な表現の手段は、踊り、です。つくることも含めて。自分が踊る踊らない、に関わらず。

 

でも、それも、自分のエゴなのですが。

人に喜んでもらいたい、というエゴ。

 

…というと言葉が偏っていて厳しすぎるのかもしれませんが、でも、それを受け入れていないと、見返りを求めることになります。

 

それを受け入れていると、感謝しかありません。

 

 

 というようなことを、先日、友達と夫と久しぶりに3人で会って、そんな話もして、聞いてもらって、楽しかったです。いつもありがとうです。

 

 

日々いろいろ。

やっぱり面白いことをしたい、自分自身と人と一緒に楽しみたい。

日々一瞬一瞬も、それが続く人生も。

 

 

 

 

岩沢彩