変わらない、中

昨日は、朝、ORIGIRINGバレエクラスを行いました後、ORIGIRING 舞台「カケラ」のリハーサル、その後、劇場にて舞台スタッフの方と打ち合わせを行ってきました。

もう公演は来週!です。

 

稽古の方は、最後の追い込み、という感じでしょうか…。

でも、まだまだ追求したいことは限りなく。

 

 

……このORIGIRINGという名称で活動を始める前、2012年、初めて「めぐる」という作品を単独自主公演という形で、創作・発表させていただきました。

横浜のstスポットという、5メートル四方のスペースで。

 

その前の年に、大きな地震があり、その時に受けたことは、今までにはないような大きく圧倒的なものでした。

自分にできることを考え考え考え…、公演をおこなうことにしました。

 

その時のチラシに載せた文章を以下に載せます。

 

例えば、音楽を作ったり本を書いたり料理したり絵を描いたり洋服を作ったり・・、

またそれらを聞いたり読んだり食べたり観たり着たりして起こる物事、
それによって受ける感覚、湧く感情、組み立てられる思考などは様々で、全ての人が違う。

でもそのそれぞれの中にあるのは、人の価値観とか通念や概念に捕われない
素直で正直な心そのものがただ伝わり合う温かく深い幸せ、だと思う。それはなににも変えられない。

そしてそれはいわゆるモノ作りにおいてだけではなくて、例えば子供を育てるとか会社での仕事や、
政治、宗教、哲学、科学・・あらゆることの中にあるいは元にあって、
この世界に絶えず限りなく伝わり広がる・・。

その目に見えない心の交流を具現化するための現実的な手段や媒体は、
この世界に収まりきれないほど沢山あって。

私には、踊りだった」

 

この、想いのようなものは、私というものをなす中心にあるようなことです。

自分に明日も向き合いつつ、また稽古をします。

 

岩沢彩