BONANZAGRAM公演 「 The Grass Moon」終了いたしました。
お忙しい中ご来場いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
様々なありがたいご感想もとても嬉しかったです!
またすてきなプレゼントまでいただき…どうもありがとうございました。
この作品を創作され、BONANZAGRAMを主宰される三浦太紀さん、出演者のみなさま(櫻井マリさん、太田美和さん、穴吹淳さん、竹下虎志さん)、またスタッフのみなさまと、この公演に関わった全ての方に…心より深く感謝いたします。
約一ヶ月何もかもがぎゅっと詰まった日々!でした。
色々な感情やそれに結びついている記憶や、今!の瞬間の衝動や、意志…などなどなど、生まれてからずっと、内面に生き続けることと共にある、現在進行形で変化し続ける踊り、というものを、三浦太紀さんの創り出すとても素敵な作品の世界の中で、新たに感じ、考え、表現したい…とリハーサルを重ねました。
私は、シンプルに、形にはできないような本当のところで心を伝え合いたい。
だから、踊る、や作品を創る、の中にあることはそこで…。それに結びつく伝えたいメッセージなどももちろんあるのですが…。
だから、今回は、まず三浦太紀さんからいただいた振付、作品を、出演者のみなさまと、言葉には変えきれない踊りを通してのセッションをし、そうしてできたものを、また観てくださる観客のみなさまにお届けするというセッションをしたい、と。
踊り、作品に対してのレスポンスである感想を、直接お客さまよりお聞きすることから…、また日々、周りの方から、や、街で、または様々な創作から(踊りに限らず、作品に限らず、人が日常様々に創り出す瞬間のモノ、コトも)、や、この世界の全ての元とも言える自然の全てから受け取っている目に見えたり見えないものを、私なりのレスポンスとして、それをまた踊りや作品へと、関わってくださる方と共に変えていて、変えていきたくて、そうしてまた人に伝えたくて。
踊りと共にあるその変化し続けるセッション、コミュニケーションの繰り返しが、私にとって生きることで…。
「The Grass Moon」では、月にまつわる踊りを踊らせていただきました。
その中で、私はいつも身体も思考も心も、過去と現在を自在に行き来するような感覚を持っていました。
そしてそれを踊りにするには、時間だけでなく…身体も思考も心も…あらゆる境を飛び越え、自分への責任と共にある自由を自分の中に持ち続けることがやっぱり必要で。そこには覚悟と、何にも変えられない生きている実感とこの上ない喜びがあり…。
リハーサルから本番まで、自分を解き放つという限りないチャレンジを思う存分にさせていただいていました。
そのような作品、踊りを踊らせていただき、自身を知り世界を知るための新たな扉を開けるきっかけをくださる、いつも温かい三浦太紀さんにずっと感謝しながらの毎日でした。
また、いつも客席から作品を拝見していて、様々に学ばせていただいていましたが、今回はリハーサルの創作の現場に入らせていただくことにもなり、作品を創る、ということにおいてもたくさん!のことを学ばせていただきました。
感謝ばかりです。
やはり長きに渡り創作をされご活躍されている山元美代子さんが、終演後に、バレエでもなくコンテンポラリーでもない…というような踊り方が好きです、私の作品にも出てください、とお声がけくださいました。何かの様式に依る依らないではない踊り、表現を求めたい私には(だからこそ様々な様式とそれを創り出した方々に敬意を持ち、それらを学ぶことが私には大事なことなのですが)山元美代子さんのお言葉はすごく嬉しく、作品出演のお話もとてもありがたくとても嬉しかったです。
精進は続き…
また次回へと歩を進めていきます…★
岩沢彩